見えない世界のみつめ方 <映像をめぐる冒険vol.4>見えない世界のみつめ方

「映像をめぐる冒険」シリーズ第4弾として、「拡大と縮小」をコンセプトに、見ることのできる領域の拡大と世界の見方をテーマにした展覧会です。人間の世界観や視覚体験に変革をもたらしてきた貴重な資料や当館収蔵作品とともに、新たな世界の見方を提案する市川創太、小阪淳、鳴川肇の作品を展示します。(展覧会紹介文より)
- 見えない世界のみつめ方
- 市川創太×小阪淳×鳴川肇 メール鼎談『新しい世界像にむけて』
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トランス・スケール 02 比率の部屋

ICCオープンスペース2011
この展覧会に出展したパラレルカメラは不思議なビジョンを切り取ることができます.このビジョンは普通のカメラがもつ画角がありません.つまり画角がゼロなのですが,これが実は建築図面で用いられる立面図のイメージなのです。建築家はこの図面に自分のイメージを描くのですが,作者が調べる限り,立面図を実際の風景から切り取るカメラは存在しませんでした.
ジオデシックカメラは全方位の半分を撮影できるカメラです.このカメラ2つで完全な全方位を撮影できます。パノラマはこれまで全方位写真として知られてきました。しかしパノラマで撮れる画角360度の全方位には真上と真下に盲点が2つありました.このような疑問からジオデシックカメラを1999年以降作り続けてきました.このカメラの開発はその後,オーサグラフと命名した投影法の開発へとつながってゆきました.
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ICCオープンスペース2011の映像
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トランス・スケール 〈ものさし〉をかえてみよう

ICCキッズ・プログラム 2011
ふだん使いなれているカメラやレンズとはちがった道具で目の前にあるものを写し取ることはできるでしょうか?遠くにあるものが小さく見えて,近くにあるものが大きく見える風景の描き方は絶対に正しいのでしょうか?カメラには必ずレンズがあり,レンズには必ず画角(レンズの角度)があるのでしょうか?そのような疑問をもとに,むずかしい電子部品も電気も使わず,日用品を使ってカメラや望遠鏡とはちがうものの見え方を体験します.
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トランススケール コンセプト

この活動は,世界のとらえ方が,がらりと変わるような,特別な「ものさし」を見つけることをテーマにしています.ジャンルを横断しながら,自分独自の「ものさし」を使って,今までと違った世界の見え方を提示する.さらに展示とワークショップを通じて自分の手と目でどんな「ものさし」を使って世界を見ているのかを考える場を作りました.(展覧会イントロダクションより抜粋)
参加作家:寺田尚樹+野老朝雄+長岡勉+鳴川肇
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作品